送辞

年の瀬を迎えカレンダーも最後の一枚となり、遂に明日、MeseMoa.横浜アリーナ公演を迎えることとなりました。

 

二番煎じさん、ご卒業おめでとうございます。

 

思い返せば、二番煎じさんを初めて知ったのはもう7年半も前のことになります。

きっかけは外見でした。高い身長にすらっと長い体躯、少し気怠げな目元に度数の高い眼鏡をかけていた二番煎じさんの、浴衣から覗く胸元(の骨)に一目惚れをしました。その時見ていた動画(ちょこぼとの卓球対決)の中では一番好きだなと思ったのが始まりです。

そこから罰ゲームで皆が嫌がるサソリを顔色一つ変えずに食べたこと、美味しい!と驚いた明るい顔、そして何故か冷静な食レポをしているところ、その場の雰囲気を読んだ控えめだけど的確な立ち振舞に、ああこの人が推しだな、という確信がありました。

 

その後はYouTubeチャンネルにある動画を片っ端から見ました。

ステージの上で目を引く涼やかなパフォーマンス、澄んだ歌声、何よりもライブをメンバーとお客さんと楽しんでいるところ、思考回路や言語化能力の聡明さ、そしてその奥にある燃える熱量が、大好きになりました。

 

まだ自立していなかった若き私にとって、初めての「会いに行く」推しでした。

 

推し、という存在は人によってその立ち位置が変わるものだと思います。

私はきっと推しがいなくても日常を変わらず送れるような人間です。自分の人生を自分のためだけに生きていく人間です。

でも二番煎じさんに出会ったことで、私の人生の輝きは何倍にもなりました。あなたの彩ってくれた毎日はかけがえのないものでした。暖かい気持ち、美しい景色、知らない土地、そして二番煎じさんをきっかけにして出会うことが出来た人たち、全てが宝物です。

素敵な贈り物をありがとう!ずっとずっと大切にしていきます。

 

私は丁度専門学校に入った年に二番煎じさんと初めて会って、それから資格を取得する度に、ありがたいことに報告する機会に恵まれました。この業界に身を置いている間、二番煎じさんがずっと傍にいてくれたような気がします。今も資格取得に向けて勉強中ですが、合格してももう報告することはできないのだな、とふと思いました。

 

二番煎じさんがアイドルを卒業しても明日は変わらずやってきますね。

これから先、辛いことや乗り越えられないことがあっても、私は二番煎じさんとの思い出を糧に頑張っていきます。二番煎じさんにとっても、アイドルをやってきた思い出がそういう力になればいいなと思っています。

 

楽しむこと、楽しませることを一番大事にしてきた二番煎じさんをずっと見てきました。

卒業が決まってからも、参加した全てのイベントがとても楽しかったです。最後まで笑顔で楽しくお話できたなと思います。

だから、横浜アリーナ公演も楽しみにしています!

 

 

でもやっぱり寂しいし悲しいし大好きですずっとアイドルしててほしかったよどうか笑顔で生きていてほしいどうか幸せに生きていてほしい思い出は消えないし二番煎じさんのことも忘れられないから思い続けることは許していてほしい卒業おめでとうなんて心から言えてないのかもしれないけど人生におけるたくさんの別れのうちのたった一つだってわかっているけどそれでも私のこの感情をなかったことにはしたくない、苦しいよ大好きだよ、こんなに寂しくて悲しくてそれでも大好きだなと思えることが私の人生にあって良かったです二番煎じさんの言葉や選択はいつだって真っ直ぐで正しさがあって今回もきっとそうだよなと感じています応援してるよ最後まで笑顔で見送るよ、やっぱり卒業おめでとうと思うのも本心だし寂しくて悲しくてこのまま辞めないでほしいと思うのも本心です矛盾してるけどこれが私の真っ直ぐな気持ち本当に本当にありがとう愛していますだからお願いです

 

 

どうか、どこかで健やかに生きていてください。

出会わなくても生きていけたのかもしれないけど、でもその上で、あなたに出会えて良かったです。

素敵な7年をありがとうございました。

 

来年も素晴らしい年でありますように。

どうぞお体にはお気をつけてお過ごしください。

 

2023年12月7日

翡翠推し ゆうか